「今?家ちゃうの?」 不思議がっているシンイチさんの様子が、目に浮かぶ。 輪郭がはっきりと思い浮かべられるようになるのは、きっともうすぐ。 「今、大阪なの!」 私は、めいっぱい明るい声で言った。 そんなテンションとは反対に、私の心は不安でいっぱいだった。 「うせやん!ほんま?」 嬉しそうな声を出したシンイチさんに、少しホッとする。 でも、ここからが本題。