【短】間違い電話からはじまる恋



「今?家ちゃうの?」


不思議がっているシンイチさんの様子が、目に浮かぶ。

輪郭がはっきりと思い浮かべられるようになるのは、きっともうすぐ。


「今、大阪なの!」


私は、めいっぱい明るい声で言った。

そんなテンションとは反対に、私の心は不安でいっぱいだった。


「うせやん!ほんま?」


嬉しそうな声を出したシンイチさんに、少しホッとする。

でも、ここからが本題。