ただ…逢いたくて

バンっ!!!!!!!


すごい音とともに私の前に居た男がいなくなった。


「―っ?へ…?」


『てめぇ!!俺の女に手ぇ出してんじゃねー!!!』


すごい剣幕と荒い息遣いで男を押さえ付けるのは…――


「か…翔…―?」


『大丈夫か?!!』


振り返って私のそばに駆け寄る翔。さっきとは違う優しくて安心させる翔の顔を見てまた涙が溢れた。



「か〜け〜る゙ぅ゙〜」

うわーんと大声で泣く私を優しく抱きしめる翔。


『ご…めんな…守れなくて…』


「〜ん゙〜?」


翔の胸に顔を引っ付けながら少し上を向いた。


『俺、紗季が好きだよ』


「へ………」


涙もすくっといっきに止まった。


『そんなに見んなよ!/』


「ご…ごめっ!」


恥ずかしくなりまた翔の胸に顔を埋める。


『返事は?』


「えっ!えー…っと―」


『紗季ーーーー!!』



バッ!!!!!!!


順也くんの声とともに私と翔は同時に離れた。


「じゅ…順也くん―;?」

『順……;空気読めよ―』


『ん?なんだよ翔〜♪』