「えぇええー!!オレ、なんか変な世界に来ちゃったよ!!」

電源、オン。ついでにツッコミ体質もオン。


なんだこれ、どうなってんの?確かに自分がいた街は冬場の12月だったのに、今いる場所は蒸し暑い熱帯地域。明らかに、都会から離れている森は広く‥一本一本の大樹は天に届くくらいに、高い。木々の隙間から見える曇天が、今の刹那の気分とシンクロしている。


ふいに、木々がザワめいて‥
刹那の上空を大きな翼を広げた鳥と蜥蜴の合成獸みたいな生物が通り過ぎた。