あたしは握りこぶしをつくって勢いよく屋上をとびだし、教室に向かって全力疾走した。


馬鹿みたいな笑い声が響く教室のトビラを思い切り開けると、それまでの笑い声が嘘みたいに静まりかえる。

そしてあたしの顔を確認すると、ヒソヒソ声とクスクス笑う声が混じり合いはじめた。


みんな、こちらを見てる。

そう、ハイエナの目をして。




あたしは一人一人の顔を睨み付けて大きく息を吸い込んだ。


「なんだよ!!!ハッキリ言えよ!!!一人でかかってこいよ!!!」


教室の真ん中で声を張り上げるあたしを、みんな何が起こったのかとそれまでの動きをとめて目を丸くしている。


「てめーらみんな、制服脱いだら何も残らないくせに!!!!」


あたしは呆然とする周囲を置いて、また屋上へ走り出した。