君への距離~あなたに一番近い場所~

(俺かて、そうや。)


シオは悲しげな杏の寝顔を見つめていった。




(杏がおらへん練習はつまらん…)





「また、花火やろうな。あの時みたいに海で…」




シオは優しくそういうと杏の部屋を内側から鍵をかけてベランダから出ていった。