君への距離~あなたに一番近い場所~

ピンポーン



インターフォンが鳴る。



杏はベッドに横たわったまま目だけ開けて息を殺した。



(翼くん…?)




もう一度鳴る。




杏はゆっくりと起き上がった。


(翼くんに謝ろう、それで…)




杏は小さくうなづく。


(お別れ、しよう)