君への距離~あなたに一番近い場所~

「しっかりしろよ!!」


リョースケが翼に寄ってきて、怒鳴った。



「最近、変やぞ?練習、上の空やし…」


シオも心配してやってきた。




「…ごめん」



「チームの士気を下げるくらいなら、練習出なくていい!」


カズさんもセンターから叫ぶ。




翼はため息をつく。




「おい、翼!」

アツシの叫び声を背中で聞きながら、翼はゆっくりとグランドを後にした。



「なんやねん!あいつ…」

マサキもそういって地面を蹴った。