次の日
『よぉ~!すみれ!』
最近は講義が違ったりしてすれ違ってばかりだった私とタカ。
久々に隣同士で座る。
「って、なんで隣なのよ?」
横目で鋭い視線を送る。
でもタカは気にしていないようで。
『いいじゃん?別に。』
なんて言っている。
『最近どうよ?』
何よ、その質問。
なぜかイラッとした私は
「そっちこそどうよ?」
と、質問返し。
『んー…?俺?
まあまあ…ってとこ?』
なんて言っちゃって。
その顔じゃ、いいことあったんでしょ?
「もしかしていいことあった?
ってかそのこと自慢したくて私に質問したんでしょ?」
そう私が聞くとニヤッと笑うタカ。
やっぱりそうなのね。
あんたってヤツは分かりやすい。


