「如月美憂さんですね。そこに座って?」
「はい!失礼します!」
ナンテコッタ!!
こんなに緊張すんの久しぶりだZE☆
「あぁ、緊張しなくて大丈夫だよ。」
「はい!」
するに決まってんだろ
こんなふかふかのソファーに座って面接なんかした事ないんだから!
「えっと、履歴書‥」
「あぁ、いらない」
Why?
「でも(一応)面接ですし‥」
一応って小声で言っちゃった
「いらない。っつーか率直に言うけど‥池元屋なんかない。店長なんかもいません」
ここに来るまでに薄々気付いてましたとも
「あ、だからって危ない奴じゃないから。売りとばすとかそんな事しないし、安心しろよ~」
ここに来るまでに何度も心配していましたとも
「まぁ、騙したようで悪かった。あと、仕事内容なんだけど1ヶ月住み込みで俺の専属の世話係をやってもらいたいんだ。」
なるほどなるほど
ってコラコラ
ツッコミどころありすぎるよ。私ツッコミ担当じゃないからツッコミ得意じゃないよ。一人では無理だよ
「まぁ、お父様としっかり相談してから決めてくれ。」
あれ?これ面接?‥一応面接か
「…はぁ」
「あと、給料は1ヶ月分でまぁ、だいたい30万ぐらい」
MA JI DE SU KA
「いやぁ、俺が個人的に雇うんで相場ってもんが分からないから安いかと思うが…。」
どこがだよ!ってツッコミたくなった

