そんなに寒いのか…

「雲英、マフラー使う?」

「いや、いいよ。」

「いいから!」

そう言って無理矢理、雲英の首にマフラーを巻いてあげる。

マフラーの色は白だからね…可愛いよ…ハアハア

すいません。息が荒くなりました。

「あ、ありがとう…」

かわゆいのぉ…。

あ…あ…あっ!

「くしゅっん!」

やっべ、鼻水出るとこだった。

「やっぱ寒いんじゃん…」

確かに寒いけど…、雲英の方が寒そうだったし。なんて、言える訳がないでしょーが!!流石のあたしも照れますよ!!

「て、手袋付けるから大丈夫!」

「…左手貸して」

Why?左手?なんで?

「早く貸せよトロいな!」

左手の手首を掴まれてグッと引き寄せられた。

うわわわわ!ち、近いおっ!!

その時ギュッと左手を握られて、あたしの左手は雲英のポケットの中に入っていった。


「え…あ、え?」

「あ、の…。この方があったかい、かなって」

いや、あったかいけど…

「…うん。」

「…ん。」


恥ずかしぃわぁああぁあ!!!!!!