「あっ!いけねぇ!早いとこ写メ撮らないと!!」
しばらくして、2人でベッドでまったりしていると突然セイジがガバッと起き上がった。
「どうしたの?」
「うん、ちょっと」
あたしが聞いてもセイジは曖昧な返事。急いでズボンから携帯を出すと、ベッド脇の机に向かってブツブツと独り言を言いはじめた。
「なにしてんの?」
そっと覗き込むと、あたしが作ったプロポーズのチョコを一生懸命写真に収めようとしてる。
「今大事なとこなんだから。ミクは黙ってて」
記念写真かな?かわいい。すねてチョコを隠そうとするとこなんか、もうたまらなくかわいい。
人生で初めてチョコをもらった少年みたいな顔しちゃって。リクエストしてくれれば同じの何個だって作るのにな。
「よし!あとは冷凍庫にしまって終わりだな!」
納得がいく写真が撮れたらしいセイジは、そう言ってチョコを冷凍庫に入れようとする。
「ちょっとセイジ、食べてくれないの?」
あたしは急いで体に布団を巻きつけてセイジの前に立った。


