そのあと、あたしはお昼ご飯をかき込みながら急いでセイジにメールを打った。
返ってきたのは『了解!またミクの手作りチョコが食えて感激!!』だった。
セイジとつき合い始めてからは、あたしは毎年バレンタインに手作りチョコを渡してる。
それまでは義理とか渡さなかったとかいろいろあるけど、セイジにだけは正真正銘の手作りチョコ。
好きな人ができて、その人も自分のことを好きでいてくれる。長くつき合えばつき合うほど、愛しくてたまらなくなる人なんて今までいなかった。
今年のバレンタインはいつもと一味違う。なんてったってプロポーズしちゃうんだもん。
昨日イズミちゃんと話してたことが嘘のように、セイジの嬉しそうな反応を見たあたしは気合いが入りまくった。
今年はプロポーズ付きのチョコ、ちゃんと思いの全てをセイジに打ち明けないと。
その日、あたしは何度もセイジのメールを読み返しながら、机に向かってチョコの設計図を一生懸命に書いた。
セイジに届きますように、セイジに伝わりますようにと願いを込めて。


