「あいつはまだ訊いてねぇけど、来んなって言っても来るだろ。女好きだしさ」

「じゃあ、いいじゃん」

「バカ言うなよ。2対2でコンパって言わねぇだろ!?4対4なの。こっちは、俺とハチベーとマーサ覚えてるか?」

「あぁ、タイマン張った奴ね。割と男前の」

「そぉそぉ。んで、今3人なのよ。だからナツに電話したんじゃん」

「正味な話していい?コンパ飽きた」

「ばっか、俺を甘く見んなよ!今日はただのコンパじゃねぇぞ。仮装コンパってどうよ?」


「何それ?もっと詳しく教えろよっ」


「いいねぇ、食い付いてきたねぇ。よく聞けよ」

アユムはナツに計画を説明する。


「行くっ!それ絶っ対ぇ行く。つーか行くっかねぇだろ」


「じゃ決まりね。19時に駅な。バッチリ決めて来いよっ!バーィ」

ナツの心が久々に躍りだした。