「じゃーん!!ハチップにカスタマイズするのに拝借して参りましたっ」

「拡声器!?それで何すんの?」

「これが有ればぁ、女の子は入れ食いの......予定?」

アユムは急いで拡声器をハチップに取り付け、試しに街中に繰り出してみることにした。

いつもより遥かにノリノリなアユム

「ハチベーっ!あそこ行け!!」と女子校生の集団に近付かせるとマイクを掴んだ。

「石焼ぁ~きいもぉ~。。。。売り切れっ」

8割くらいの娘が驚きながらも笑う。


「よしっ!コレで掴んだぜ。こっから見とけよ」

ナツに言って、またマイクを掴む。

「オホン。え~、皆様の薄汚れた街に、もっと汚れたハチベーがやって参りました」

「アユム君止めて下さいよー!恥ずかしいッスよ」

ハチベーがマイクを取り上げようとしたが「ウルセェ!」と一喝された。

「情熱の男、ハチベー。パンチパーマが誰より似合う男、ハチベー。1分以内にイチゴ牛乳が買ってこれる男、ハチベー。ハチベー、ハチベー、ハチベーでございまぁす。」

女子校生達は皆興味津々そうに見ている。