数日後―

バニラにはいつもの4人とハチベーが居た。

ハチベーはナツだけでも萎縮するのにサリーまでいる為気が気でない。

「今日集まったのは他でもない。このハチベーの罰ゲーム大会です!おぃ、ハチベーattic行ってきなっ。行けば万事オッケーだから」

ハチベーに口ごたえ出来る訳もなく渋々出掛けて行った。

「ちゃんと帰って来いよぉ」

皆で手を振って見送る。

6時間後―


バニラの扉が開き、ハチベーが暗い面持ちで帰って来た。

皆それを見て
「男らしい」
「素敵だ」
「ナウい」
それぞれの感想を洩らす。

「鬼ゾリのパンチって俺らの時代たぞ。お前、生きた化石だなぁ」

とトムが憐憫の情を込めて言うとサリーが

「格好が合ってネェ」と一蹴した。

するとナツが
「細工は流々。仕上げはコレで」
そう言って紙袋を取り出した。

「ジャーン!これぜってぇ渋いべ!?ほらハチベーコレに着替えろっ」

ハチベーに服を手渡し奥の部屋に連れて行く。