南は外野から見ながら感心している。

「なんだよアイツラ。ナツもコヤジもかなり強ぇのに、負けてねぇし。五分かよ」

1人で言いながら(休んで正解だったわ)っと思った。

5分くらい経過した時ナツが
「チョイ、タンマな」と中断させた。

「あ"ぁ"!?眠てぇ事言ってんじゃねー!!」

「うるせぇっ、眠てぇんだよっ!おぃっ、俺のビール持って来い!」

メンバーの1人がビールを渡す。

「よっしゃ!今の俺チョー無敵。勝てる気しかしねぇ」

ナツは勢いよくアユムに殴り掛かったが避けられて、逆に殴られた。

「バーカ」

南は笑って「疲れたぁ」とぼやいた。

そして、バッグからキー[ポンプ]を取り出し、あらかじめ溶かしておいた冷たいのを7メモリを静脈に打ち込んだ。

「ファイトー、いっぱぁーつ!!」

南が元気になった時には勝負の結果が見えていた。

立っているのはコヤジだけで他の3人は立ち上がる気力も無いみたいだった。


「お前らやるじゃん。こんどは酒で勝負はどうよ?」

「いいねぇ、俺とマーサのモットーは酒とノリだぜ」