「ヒロシちゃ~ん、何で呼び出すの?折角マーサと年明け一発目のスケボーをエンジョイしてたのにぃ~」

[バガンッ!!]

アユムは言いながらハチベーの頭をスケボーで殴りつけた。

「あ"あ"ぁ"ぁ"ぁっ!!

ハチベーの額からは、真っ赤な鮮血が汗のように流れだし、砂の上でのたうち回る。



マーサはナツを見た。

「君、誰?」

「正義の味方だ」

「ハッハ~!そんで、何!?俺達楽しくないなら帰るぜ」

「つーかさぁ、テメェら何で皆やられてんの?弱っちぃ。クビだクビッ」

アユムは少しイライラしてるみたいだ。

「サシでいこうぜ。お前ら2人と俺ら2人でさぁ」

ナツはコヤジと肩を組んだ。

「南、お前は今日は見学な。戦力外つ、う、こ、く」

「黙れっ!今日はたまたま調子が悪いだけだよ。イタタ」

今からケンカが始まるような雰囲気は微塵も感じられない。

ナツは相手から自分達と似たものすら感じていた。

「チャッチャと済まそうか。いいテンションのうちにね」

そお言うとナツとマーサ、コヤジとアユムが向き合い「せーの」で始まった。