「ねぇ、車貸してくんない?俺さぁ、困ってしまってワンワンワンな訳よ」

「はっ!?」

ナツは運転手が言い終わらないうちに運転席のドアを開け、中から運転手を引きずり降ろし、自分が運転席に乗り込んだ。

しかし、皆が車に乗り込んだが車は一向に動かない。

「おぃ!オッサン何でオートマじゃねぇんだよ!?調子に乗ってミッションなんて乗ってんじゃねぇよ。お前運転しろっ!」



こうして、ようやくナツ達はPCPのテリトリーに到着した。

到着して間もなく、近くの公園で集団のケンカを発見した。

「おぃ、あれコヤジじゃね!?」

どうやら向こうの方が人数が多い為、やられてるらしい。

「コヤジっ!!」

ナツは駆けつけコヤジにワンカップを投げ、自分もビールを一気に呑んだ。


「ビールがあれば何でも出来るっ!」

「おめぇらマジ面倒くせぇ!」

2人のテンションが急にあがる。

ナツは向こうで南を囲んでる奴等を殴りつけていく。