「ヨシッ!今日は差別テロで行こうか。ノルマは呑み代も足して1人25,000円。5時間後の6時にココな。じゃ、手当たり次第Go、Go、Go~ってことで、気をつけて。ホイジャッタラ」

ナツにそう言われ、それぞれ散って行った。

サリー達はいつも感心してしまう。

ナツは人を上手く乗せて操る才能が長けていると。

「俺達も気合い充分でいきますかぁ」

ナツ達は今年最初のアウトローハントに出掛けた。




街に入るとすぐに派手な3人組を見付けた。

すると珍しくサリーが1番偉そうなデブに近付いていき、いきなり蹴りを入れた。

「テメェ!何してんだいきなり!」

「ん!?眠たい」

どうやらサリーは眠気から虫の居所が悪いらしい。

「訳分かんねぇこと言ってんじゃねぇぞコラァ!」

「俺さぁ、人間だから豚の言葉分かんねぇんだわ」

言うなりサリーは3人をアッという間に片付け、22,000円回収してきた。

怒ったサリーは誰よりも強い。

「22,000しかなかったから自分で3,000出すわ。コレでノルマクリアね。眠いから先帰るわ」

サリーは帰っていった。