オペ室から1人の医師が出てきた。

ナツはその医師に駆け寄り手を掴む。


「先生っ!あいつ助かんだろ?あいつ助けてやってよ!あいつすっげぇいい奴なんだよ。そんな奴が死ぬとかおかしいだろ!?頼むからさぁ」


医師はゆっくりとナツの手を外し、両親の前へ立ち一言告げた。



「手は尽くしましたが、覚悟しておいてください」


母親はその一言で哀しみが振り返したのか、激しく泣きじゃくった。

背を向ける医師にナツは

「俺は信じねぇぞ!!俺は助けたくても助けらんねぇんだよぉ。でも、あんたらは神様に一番近いんだろっ!!?」