「うきー、うちね…実は…」

「な、何?」

あずきは泣きそうな顔で
あたしに話し掛けた。

「うち…病気、なの…」

「ぇえ?!嘘でしょ??」

「…………」

「あずきぃ!!」

あたしはあずきの身体を揺さ振って涙をこらえた。

あやは壁に頭をつけて
肩がブルブル震えていた。