「大丈夫?」 眼鏡の男の子があたしに 話し掛けた。 「大丈夫です。」 「俺、赤坂敦よろしく!そんであずきの彼氏が亮で残りが刹。」 丁寧に一人一人指差して教えてくれた。 「あ…あたし、椎名うきです。」 動揺を隠しきれなかった。