君と出会って

「そーちゃん、光くんに何を言ったの?」

祥太郎はモニターを見ながら苦笑いをしている。

「いや…そんなに変な事は言ってないよ」

俺も苦笑いするしかなかった。

隆道にピッタリくっついて走る光。

隆道も嫌がって必死に逃げる。

離されたかと思ったらまたすぐに後ろに付く光。

ある意味、デッドヒートとでも言うべきか。

決勝だったら面白いのに…

結局はポールポジションは隆道、3番手に光という形で明日の決勝に臨む事になった。



「中々面白い事になってるねー」

ふと振り返ると。

真由と睦海がいて。

「もう来たの?」

思わず、叫んだ。

驚く俺の顔を見て真由は満足そうに笑った。