君と出会って

「店長!」

聞き覚えのある声が聞こえて。

社長兼監督、そして親代わりの賢司さんが応対していた。

見ると常連の平野さん。

その隣にはスレンダーな女の子。

それが真由だった。

拓海が走行から戻ってきた時のはしゃぎ様を見て、最近出来た彼女だな、というのがわかった。



拓海はこの時のレースで優勝して見事にシリーズチャンピオンになった。

その時に撮った写真がコレ。



「そーちゃん!」

拓海は俺の腕を引っ張った。

「一緒に写真を撮ろう!
真由ちゃんも!」

真ん中に拓海を挟んで俺と真由が両端に。

初めて会った日に初めて写真を撮って…

これもまた、縁だったのかもしれない。