儚い夢

しばらく歩くと学校についた。
げた箱につくと唯がいた。
「こーこっ、まーいっおはよっ!
いよいよ校外学習だね♪
たのしみー、ここにとっても最高の日になるね。
ねっ、麻衣」
「うんうん。最高の日ですよーここちゃん」
二人してニヤニヤしながら私にさっきから意味不明な事を言ってくる。
私が悩んでいると唯が、
「ここ、何の事かわかる?」
「ぜっんぜんわかんない」
私は首を大きく横に振った。
次は麻衣が
「ここは鈍感だからねー。ヒントはー…ここにとって初めてになるね」
…私にとって初めて?
よけいわかんないよ(涙)
「まぁ、もうすぐわかるよ」
「悪い事じゃないから安心してっ」
そんな優しくしてくれるなら教えてほしい。
でも今日知れるみたいだし、もう気にしなくていいやと思って首を縦にうなずいた。