ある日の夕方、突然訳も分からずに腕を切りつけた。痛みは感じなかったが傷は深く出血も多かった。急いで病院へ行って縫合してもらって帰宅したが、またすぐにその縫合してある糸を抜いて傷を開いてしまった。仕方がないので分院の精神科の診察をうけたら安全確保のため1日だけ院することになった。1日入院して傷をいじらなかったら退院。という約束だった。だが私は約束を守れなかった。それに体重も今までで一番すくない23㌔しかなくて日常生活に支障をきたしていたので、父は心を鬼にして私を正式に入院させた。
詰所の中にある観察室が私の病室だった。もう吐くことができないので食べ物も飲み物も一切口にしなかった。父が面会に来る度に泣きながら退院させてと訴えたが聞き入れてもらえなかった。最終的に3カ月間飲まず食わずで過ごした。しかし、1日3本点滴することになった。栄養ドリンク一本につき点滴一本へらすと言われ最初のうちは大人しく点滴してたがこんなに点滴して太ってしまたらどうしようと妥協してドリンクを飲むことにきめた。
ドリンクを2本飲むことにきめた。いざ、飲んでみると、3カ月飲まず食わずだったのにいきなり胃の中にものがはいってびっくりしたのかしばらくムカムカが治まらなかった。そして昼間にのんだはずのドリンクを夜にもどしてしまった。ドリンクが駄目なら食べるしかない。そう決心した。いざ食べるとなると抵抗があり最初のうちは食べたふりをしていた。