いつものように通院して医者の診察を受けた後、ろうかですれ違った人を見てお互いに「あっ!」と声をあげた。その人はあのKさんだった。うわさであの医者が転勤したと聞いていたし彼女も弘前の専門医のところに治療に行ったと風の噂にきいていたので驚いた。また、同じ医者にかかるなんて何かの縁だと思った。