新しい病院に運びこまれて気が付いてみると身体中管だらけ、機械だらけだった。その時は知らなかったが、父がこの病院で治療させてくれと頼んだけれど、私の命はそう長くはないし、透析もしなくてはいけないから親元に連れて帰れと言われたそうだ。要するに『慢性腎不全』だということだった。水分制限されたのはとても辛かった。ここでは家まで帰る体力をつけることが目標だった。
帰る時の準備まで手配してくれた。駅での移動がスムーズにいくように車椅子まで手配してくれた。地元の市立病院にも入院手配してくれた。とても有難く思った。