それからは食事の量を減らしていき、最終的には絶食に近い感じになり体重もかなり減ってきた。たまに口に何か入れても吐き出すようになっていた。
あまりにも急激な体重の変化に親も驚き地元の市立病院に連れて行かれた。
内科を受診したが、内蔵に問題はないと診断された。そして、精神科への受診を薦められたので診察を受けてみたら『拒食症』と診断された。
『拒食症』は今では誰でも知っているポピュラーな病気だが、当時はまだ聞き慣れない病名だった。すぐに内科に入院する事になった。入院しながら周1で精神科にかかることになった。