レオと私の14年

夕方から夜にかけて

お父さんやお母さんが帰ってくると

レオが、家中を駆け回る時間


ケージのドアを開けると

弾丸みたいに

凄い勢いで飛び出して

家中を駆け回るレオ


つられてお父さんも、年甲斐もなく、レオを追いかけて

家の中での鬼ごっこ

小さいのに、足が速くて

簡単には捕まらなくて


ヘトヘトになると

レオはお母さんの膝の上

そうなって、私はようやくアナタに近づける


触るのは怖いけれど

お母さんのそばで

くつろぐアナタを

眺めてた


『かわいいね』

ってお母さんに言うと

『触ってごらん』

ってお母さん

『怖いよ』

って言うと

『大丈夫、何もしないよ』

ってレオを優しく撫でてた


そんなやり取りが何度繰り返されたころだろう?