奴隷と悪魔




「ううん。何もされてないよ。大丈夫」


「ホント?ならいーけど・・・。美衣菜は芥川君の奴隷だからねー。頑張れ!」


「ありがと・・・」



 芭衣ちゃんは私を気づかってくれる優しい子。


 有難う。芭衣ちゃん。



 私は自分の席についた。


 茉里唖は私の隣の席。


 席替えのとき無理矢理私の隣にした。


 理由は私が奴隷だから。


 所詮私は奴隷に過ぎない。


 だからキスも奴隷として。


 悲しいよ。


 好きなのは私だけ・・・。



 茉里唖のキスは、『好きな人』の私じゃなくて、『奴隷』の私にしてる。



 馬鹿。


 茉里唖の馬鹿・・・。