奴隷と悪魔





 深君の気持ちがわかったよ、芭衣ちゃん。


 私は芭衣ちゃんに協力する。


 芭衣ちゃんの恋が成功するように・・・。


 次の日から、芭衣ちゃんの行動がはっきりとわかるようになってきた。


 朝学校に来ると、まず椅子に座っている深君を眺める。


 一時間目が終わると、深君に話かける。


 二年生の教室は三階で、廊下をぐるっと一周できる。


 そして深君と芭衣ちゃんはその廊下を一周して教室に入り、二時間目の準備をする。


 二時間目が終わった後も、三時間目が終わった後も同じことをする。


 四時間目が終わり、お昼の時間になると、芭衣ちゃんは深君と私と茉里唖を誘い、一緒にお弁当を食べる。


 芭衣ちゃんは茉里唖が怖いので、私に茉里唖を誘うように言う。



 そして、放課後になると、深君は部活をやっているので、その部活をやっている姿を芭衣ちゃんはじっと見つめる。



 ちなみに深君はサッカー部。


 茉里唖も同じ。


 意外にも茉里唖は部活をやっていた。


 茉里唖なら『めんどくせー』といって部活をしていないと思っていたけど、サッカー部だったとは・・・。


 と、最近知った。あんまりいってなかったみたいだけど。


 深君のサッカーをやる姿は、結構かっこいいらしい。


 茉里唖と深君は部活をみている女子達にキャーキャ言われっぱなし。


 私は茉里唖がサッカーをやっている姿をじっと見る。


 上手いなぁ。


 深君と茉里唖は三年生を差し置いてレギュラー入りは確実という実力。


 それにしても二人とも上手すぎるしものすごく息が合ってる。


 私には二人は仲はあまり良くないように見えるけど。


 プレーの中では別なのかな?