『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】



 「・・・想像してみたんですが・・・。

 初対面の人にこんなこと言うのは失礼だとは思うんですが・・・、似合わないような・・・。」


 あっ、つい本音が・・・。

 だって、日本人離れした彫りの深い顔立ちに、はちみつ色の髪。そんな人が、鳶職みたいな格好って・・・。



 「見た目?まぁ、見慣れるとそうでもないんだけどね。初めて見た人はびっくりするかな。

 この間、手伝いに行った家のおばあちゃんに「外人の庭師さんがいる」て驚かれたしね。

 僕、クォーターなんだ。つまり、四分の一。おばあちゃんがイギリス人なんだ。
 どうも、おばあちゃんの血が濃いみたいで見た目がこんなんなんだよ。
 心持ちは、立派な日本人なんだけどねぇー。」と、

 少し控え目に笑う。


 色々、大変だったんだろうな
...。