『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】




 一時すると、全力で走って戻って来って来る蒼一朗さん。


 「どうしたんですか?そんなに慌てて・・・。」


 「ハァーッ、ハァー。・・・
 だって、椿ちゃんを一人で長く待たせたら・・危ないから。
 この辺りで、・・・変質者が出るって聞いた事・・・あったのを思い出して・・・走ってきた・・・。」


 「そうなんですか?
 心配してくれてありがとうございます。 でも、誰も来ませんでしたし。大丈夫です。」



 「そう、ならよかった・・・。もう、そろそろ家に帰った方がいいかな。家まで送るよ。」


 「でも、・・まだ明るいですし、大丈夫です。」


 「ダメ、ダメ!明るくても用心しなくちゃ。

 椿ちゃんが大丈夫って言っても、僕が心配でストーカーしちゃうよ? いいの?」


 「・・・ス、ストーカーされちゃうと・・・困るのでお願いします。」


 結局、送ってもらうことに・・・。