『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】




 今日は、桜の並木道を通り、公園でお弁当を食べて、神社に戻ってくるコースらしい。




 あまり広くない道。その脇には桜並木。


 「綺麗〜!桜のトンネルみた〜い!!」


 「だろう? この辺りじゃ、此処が一番綺麗なんだ。
 まだ、満開じゃないのは残念だったね。

 実は、此処散りかけもいいんだ。
道が桜色の絨毯が敷かれてるように見えるんだよ。
 それが、車が通るとフワァって舞い上がって、それは綺麗なんだ・・・。」



 桜の話をしている蒼一朗さんは、小さい子供ようなキラキラした目をしている。

 本当に桜が好きなんだなぁ。