『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】




 着替えてリビングに行き、急いでバスケット持つ。

 早く行かないと待ち合わせの時間に遅れる!


 「ちょっと髪、そのままで行くの〜?」

 「もう、いいって! デートじゃないんだから。
 行ってきまーす。」


 「はい、はい。行ってらっしゃい。楽しんで来なさいね。」




 どうもお母さんはデートだと思っているらしく、クスクス笑いながら私を見送る。


 違うって言ってるのに・・・





 待ち合わせ場所は、昨日の神社。


 神社に近くになると、白い車が停まっていて、その横に蒼一朗さんと、弟くんと思われる小学生くらいの男の子が見えた。