『桜』と『はちみつ色』の君 【短編】




 太陽が傾きかけてきた。


 「もう、そろそろ帰らなくちゃ・・・だね。...」


 「そうですね。
 じゃ、私、そろそろ帰ります。
 さよう・・・」


 そう言いかけたとき、

 「あっ!ねっ、明日! 明日何か用事ある?」


 このまま帰らせたくなくて、そう聞く。


 「? いいえ、何も・・・。」


 「じゃ、お花見に行かない?弟と二人で行くつもりだったんだけど、多い方が楽しいし。どうかな?」




 少し考えてーーー。


 「そうですね。・・・暇だし、行こう・・かなぁ。
 じゃ、よければお弁当、私が作ってきましょうか?」


 「お弁当作ってくれるの!? 大歓迎だよ!楽しみにしてるよ。」



 そう約束して分かれた。