あっという間に冬休みも明け、 新学期となった。 中学生活も、のこり3ヵ月。 本格的に受験の時期となった。 俺は『あの日』から、 勉強にあけくれた。 余計なことを考えたくなかった。 もしかしたら、今瑠璃は神田と居るのかもしれない。 毎日毎日そんな風に考えて、俺は狂いそうだった。 それを隠すために、必死で勉強した。