――それから2時間ほど、
ベッドの上に腰を落とし、
ぼっとしていた。

俺のこころは空虚だった。

物心ついてから今まで、
瑠璃がとなりにいない日はなかった。
いや、実際あったんだろうけど…
なかったと思うぐらい、
瑠璃はいつでもとなりにいた。

俺は過信していたんだ。
瑠璃は、これからもずっと俺のそばで笑っている、と。
変な自信が、無意識にあったんだ。

なあ、瑠璃?
俺は、間違っていたか?
俺は、ただお前が居れば良かったんだ。
自分勝手か?

瑠璃。
瑠璃。

返事をしてくれよ。