瑠璃は俺と目があうと、顔色を変えてすぐに下をむいて目をそらし、そのまま口を開いた。 『…どうしたの?珍しいね。』 俺は、お守りを握りしめた。 『…あ、瑠璃。今朝…俺言い方キツかった。ごめんな。』 『いいの。すこし驚いたけど、確かにわたしが悪いもん。』 瑠璃は俺を見上げて、寂しく笑った。 『…瑠璃。俺な、…今日、放課後…ケンとの話…』 俺が言いかけると、瑠璃の瞳がふっと曇った。 すこし、うろたえた。 『…俺、』 『もういいの。』 語尾に瑠璃のつぶやきが重なった。