『瑠璃―っ!お客さんよ!降りてらっしゃい!』

『え―?お客さん?はーい!』

おばさんよりも2オクターブぐらい高い音で、瑠璃の返事が聞こえた。
俺の心臓か、かすかにぎゅっと締まる。

そしてすぐにガチャッとドアが開き、瑠璃が顔をのぞかせた。