俺は、いきなり大声を出して、息づかいが荒くなっていた。 そして、瑠璃のカバンと俺のカバンをふたつとも地面に落としておいたコトに気付いた。 『…そ、だよね』 その時瑠璃がか細く発したコトバに反応して、俺は瑠璃を見た。 瑠璃はいつのまにかうつむいて、髪に隠れてかすかにしか見えていない瑠璃の細い肩は、細かく震えていた。 『…ごめんね』 絞り出すような声で、 瑠璃はささやいた…。 俺は、なんてことをしたんだ、と、この瞬間自分を殴りたくなった。