そんな二人を微笑ましく思い、もう一度時計に目をうつす。 午後4時17分。 2分しか経ってない。 思わず大きなため息がもれた。 『悠斗ぉー。おまえ待ちきれないんだろ?』 明日美にかまってもらえないケンがニヤニヤして覗き込んできた。