『そうむくれんなって。お前が宿題やると、俺大助かり。昔からのよしみだろ?』 そう言いながら俺はすこし笑いかけ、すぐに瑠璃たちに背をむけた。 『…うんっ。』 うしろから小さな声で、瑠璃の声が聞こえた。 どんな表情かは、見ていないけど、なんとなくわかった気がした。 …バカ瑠璃。 答え、間違ってたぞ? 意味ねぇよ。