討竜の剣

勝機が見えた訳じゃない。

ただ立ち止まっていても何も変わらない。

だから突撃した。

考え無しの突撃だった。

「…付ける薬もないな」

再生竜が炎の息を吐き出す!

俺は剣を握り直し、正面から炎の息を両断する!

「う…ああああああっ!」

全身が焼ける。

想像を絶する苦痛。

その中でも、俺は足を止めない。

過ちばかり繰り返す。

反省の色なんて全くない。

考え無しの愚か者。

俺も、この世界の人間も、まさしく再生竜の言う通りだ。

付ける薬のない大馬鹿者。

だけど、それでも!

「それでも俺は守りたいんだ!!!!!」

最後の力を振り絞り、俺は剣の切っ先を再生竜に突き立てた!!