討竜の剣

再生竜は続けた。

「ドーラだけではない…他の民とて同じだ…力の誇示の為に魔物を狩り続けるファイアル…知識のみに固執し、行動を起こさないアイスラ…奔放に生きるあまり、立ち止まり省みないフーガ…降魔の力を持つ故に傲慢なライスト…みな言うべき所はある」

「だから滅べばいいというのか?」

全身の痛みに耐えつつ、俺は言う。

「短絡的で喧嘩っ早い…ファイアルの民は変わらんな」

嘲笑う再生竜。

「人間は過ちを犯す生き物…それは構わん…だが同じ過ちを繰り返しながら、いつまでもその反省をしない…人間がこの世に誕生してから永き時が流れたが…貴様らは何度戦争を繰り返した?その点ひとつとってみても、貴様らが如何に愚かな生き物かわかろうというもの」

再生竜がまた大きく息を吸った。

「最後だ…命惜しくば去れ…」

「……!」

剣を握り締めたまま、歯噛みする。

再生竜の言う事は正論だろう。

何の反論の余地もない。

愚かな生き物。

確かにそうかもしれない。

だけど!

「おおおおおおおお!!」

俺は剣の切っ先を構え、突進した!