討竜の剣

再生竜の炎の息!

「くっ!」

俺は剣を振り下ろし、その炎の息を両断する!

何とか息は真っ二つにする事が出来た。

しかし。

「ぐ…ああ…!」

俺はガクリと膝をつく。

全身が熱い。

致命傷ではないとはいえ、直撃でもないのに全身に火傷を負っていた。

これが竜種の炎の息。

ファイアルの貴族の炎の魔法に匹敵する威力だ。

「一撃はしのいだか…だがこれまでだな」

再生竜が言う。

確かに…もう一度炎の息を吐かれれば、たとえ両断できたとしても俺の身がもたない。

「小僧」

まるで最後の問いかけと言わんばかりに、再生竜が俺に語りかける。

「仮に私から素材を手に入れ、汚竜を倒したとしても同じ事だ…人間は喉元を過ぎれば熱さを忘れる…汚竜の脅威が去れば、ドーラの民はまた環境を破壊しながら科学の発展のみに心血を注ぐ…多大な犠牲を払いながらな」