討竜の剣

咄嗟に地面に伏せる。

と同時に、俺の頭上を轟砲がかすめていった!

ナハトの竜滅砲が再生竜の喉元に炸裂!

その威力は再生竜に大きな風穴を開ける!

しかしそれすらも。

「…………!」

俺とナハトの目の前で、見る見るうちに塞がっていく。

「こんなのありかよ…」

俺は剣の切っ先を地面に突き立て、歯噛みした。

「こんな…再生能力なんて不死身じゃないか…どうやって仕留めるんだよ…」

俺のその言葉を聞いて。

「ふふふふ…不死身か…」

再生竜が笑った。

「言葉にすればたった三文字…貴様らはこの能力を無敵の力のように思っているのだろうな…」

…俺とナハトが顔を上げる。

この有利な状況に、再生竜は反撃を試みる事もなく、独白を続けた。

「だが不死身とは…貴様らが思っているようなものでは決してない…共に戦った仲間達はとうに天に召され、私は一人魔物に成り果てた肉体で、四百年に及ぶ永劫とも思える時を生き続ける…人ならざる姿となり…時折訪れるのは、貴様らのように欲と名誉にまみれた身の程知らずの狩猟者ばかりだ…下らぬ…実に下らぬ余生だ…」

何を…再生竜は何を言っている…?

更に再生竜は続ける。

「私は死んだのだ…三人の仲間と共に、邪悪の権化の肉くれを葬り去ったあの日にな…」