討竜の剣

俺は一瞬耳を疑った。

再生竜は身構える気配すらない。

「どうした小僧…やってみろ。相手になってくれるのだろう?」

隙だらけだ。

炎の息を吐く予備動作すら見せない。

こいつ…本当に無防備に俺に打ち込ませる気だ。

「嘗めやがって!」

剣を握り締める。

そうとなれば遠慮はしない。

刃を返し、最も切れ味のある牙竜の刃を向ける。

俺だってこれまでに三体の竜種を仕留めてきた。

狩猟者として、その腕に自信を持っている。

「俺を甘く見たその油断、命取りになるぞ…!」

下段に構えたまま距離を詰め、渾身の力を込めて再生竜に斬りつける!

甲竜の甲殻をも切り裂く牙竜の刃だ。

その切れ味は再生竜にすら十分すぎるほど通じる。

鮮血が迸り、刀傷がパックリと口を開く。

…その筈だった。

だが次の瞬間。