初恋‐大スキな先生‐

「そんなの言ってみないとわかんないじゃん!!」

「……」

「大丈夫!!もしダメだとしても美羽ならもっといい恋ができるはずだよ」

「うん…」

「でも卒業までは絶対に先生に想いを伝えちゃダメだよ!?」

「でももう気付いちゃってるかもよ??」

「それでも言葉に出しちゃダメ!!辛くなるのは美羽と先生なんだからね」

「わかった…」

「じゃあ涙拭いて!!教室戻るよ」

「うん」

あたしは夏美が貸してくれたタオルで涙を拭いた。

「あー目が腫れちゃってるね…このタオル使ってていいからタオル濡らして目にあてときなよ」

「うん。ありがと」

「先生にはうちがうまくごまかすから美羽は話しを合わせなよ!?」

「わかった」